先日ブログで書かせてもらった石張りの工事なんですがまだまだ一人で奮闘中です。
動画の一部でクレーンを使用して寺の境内までは石を運び入れることは出来ましたが石を据えようと思うとクレーンが届きません。そう上山門の高さもクレーン付きの車を入れようとすると入りません。
その時に使用する道具が三又です。三又という道具は重たい石を移動させたり吊り上げたりさせるものです。

三又とは3本の丸太の上部をワイヤーロープで結束して下部三方向に開いて結束したワイヤーロープからチェーンブロックを吊り下げて使用します。
京都で修行していた時はよく使っていました。
支柱の三点のバランスが大切で吊っている石が三角形の線上の内側に入ってないと倒れてしまいます。
京都で作庭中に三又で石を引きずりたおしていたのを思い出します。この技術を教えてくれた親方及び先輩方に感謝です。
ちょっとずつ柱を動かしながら石を据えたいところへ持っていってます。↓↓↓↓↓

時間はクレーンを使う時に比べてかかりますがじみちにやっていると先人たちの苦労が味合えます。
なんとかここまで出来ました。↓↓↓↓↓

三又は機械が入らない現場で必ず役立ちますね。石張りの工事もだんだんと形が見えてきました。
雨がよく降りますが日々精進して頑張って参ります。
山上拓哉
https://niwashou-sangen.com/
庭匠山玄